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ウチョウラン栽培を楽しんでみませんか? 2004年6月トピック


ウチョウラン(羽蝶蘭)は、その名の由来のとおり、6〜7月に蝶の羽に似た小型の可憐な花を咲かせます。
心なごむ愛らしさに加え、小さくて栽培場所にも困らず、また、都会などの環境でも比較的簡単に育てられファンの多い花です。毎年さまざまな品種が生まれ。コレクションや寄せ植えをしても楽しいランです。
ウチョウランをもっと知ってみたい!と思ったら、展示会や園芸展へ実物を見に出掛けてみませんか?

※ウチョウランはラン科のラン亜科、サカネラン族ウチョウラン属と分類されます。
※「自然と野生ラン」には毎月各地の展示会情報や詳しい栽培方法が掲載されています。こちらも合わせて御覧下さい。
目次
ウチョウランが欲しいなと思ったら
お手入れ方法は?
栽培のポイントは?
地域別注意点

 




ウチョウランが欲しいなと思ったら


ウチョウランを入手するには以下のような方法があります。

1.園芸店やデパートの園芸売り場で購入する
2.展示会の即売会場で購入する
3.通販業者を利用する
 はじめての方は、園芸店や展示会で実物を見ての購入が良いでしょう。
 通販業者は様々な品種を取り扱っているので、面白い品種を取り寄せたい場合に便利です。

◎ どんな株や球根を選んだらよいでしょう。
株の場合
葉は緑が濃くて厚みがあり、茎は太くてしっかりした株を選びましょう。
花茎が傾斜していたり、葉先が黒くシミがあったり、茎元が貧弱で黒かったり、なんとなく透き通ったような株は避けた方がよいでしょう。
球根の場合
よく太っていて、硬いものを選んで下さい。
色が黒ずんでいたり、触るとふわふわしているものは避けた方が無難です。
また球根で入手する場合、品種を良く確かめて購入してください。
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購入したウチョウラン。お手入れ方法は?

花期のお手入れ
株を買った場合、まず鉢を置く場所は、雨が当たらず、午前中に日光が当たり、夏は半日陰になる場所を選んで設置しましょう 。
水やりは、鉢土表面が乾いてから底穴から水が出るくらいたっぷりと与える、を繰り返します。
花に水がかかってしまうと、花命が短くなりますので、鉢縁に静かに潅水するようにしましょう。

なお、6月から9月上旬くらいまでの水やりは、夕方から夜に与えたほうが、猛暑の昼間に根が痛みません。

花後〜地上部が枯れるまでのお手入れ
鉢の中では、次の年に向けて球根が太り始めます。
肥料を与えて下さい。
>>詳しくは栽培ポイントを御覧下さい。
水やりは花期と同じようにしましょう。

球根のお手入れ
11〜12月頃になると茎や葉が枯れ、新しい球根が完成します。
そのまま鉢の中で冬を越す場合は、凍結に注意しましょう。
水やりは、7日〜10日に一回程度、暖かい日を選んで軽くしめらせる程度に与えます。
球根を掘り起こす場合は、水をしぼったミズゴケに包み、冷蔵庫の野菜室などで保存します。
球根は次の年の3月下旬〜4月に発芽しますので3月の中旬頃に鉢に植えると良いでしょう。
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栽培のポイント!            

■枯らさないコツ

◎高温多湿による蒸れや軟腐病に注意することが特に大切です。
◎ 水やりの時、株元や葉元に水が長く停滞すると、その部分が痛む場合があるので、ティッシュペーパーなどを使って水を吸い取ってください。

■鉢について
土の粒子が粗く、底孔が大きく、通気性が良いものが理想的です。
1本〜2、3本をひと鉢に植えると良いでしょう
○1本の場合は2号鉢〜2.5号鉢。
○2,3本の場合は、3号鉢が適しています。
 以下のような鉢が適しています。
素焼き鉢/富貴蘭鉢/欅窯鉢/信楽長生ラン鉢/常滑ウチョウラン鉢/駄温鉢※駄温鉢に植える場合は、鉢孔が少し小さいので、約2倍の大きさに加工してください。

こちらも御覧下さい マカベ チャボ鉢 
独特の模様を持ち、通気性も良く小型のランに最適なラン鉢

■ 用土について
用土は水排けよく、水もちもまずまずといった材料が望まれます。
基本的に水はけのよい用土であればどんな用土でも植えられます。
基本は、硬質用土7:軟質用土3
これを環境と栽培管理のやり方によって配合を加減します。
最初の間は用土を一定にし、鉢の大きさも決めて生育状態を見た上で、栽培環境に合った、それぞれの独自の混合用土を決めましょう。
また、最近都会などでは、猛暑での蒸れによる害が大きく、通常より水はけのよい用土を作らなければ夏が越せない場合もあります。

■ 肥料について
年間を通じた施肥は以下の通りです。
 3月の植え込み時に元肥
 4月〜5月終わりに追肥
 7月に追肥
 9月半ば〜11月に追肥を施します。(球根を太らせるため、窒素分の少なくリン酸の多いものを選びましょう)
※肥料は、多く与え過ぎると害が出ます。なるべく薄めに、が基本です。
また、年間を通じて、液肥を3000倍〜5000倍に薄めて水代わりに与えても丈夫な株に育ちます。
こちらも御覧下さい トップドレッシング 
ウチョウランの花芽が出揃う時期に1000倍液を一週間に一回散布。
花が終わってから1〜2週間に一回1000倍液を散布すると、球根が良く太ります。

■水やりについて
>>お手入れ方法を御覧ください。

こちらも御覧下さい 昌国 銅製如雨露 
潅水に役立つ、銅製の如雨露です。


■地域別ウチョウラン注意点
九州地方
当地は酷暑が1ヶ月以上も続くので、通気性があり、排水もよく、適度の保水性のある日向土を主体に使用。
用土の割合一例:日向土7:硬質鹿沼土2:山苔1の割合で混合。
東北地方
冬の管理では球根を齧るネズミに注意して下さい。
また、生育期が他地域に比べ短く、球根を太らせるのが難しいことが問題となります。
関東地方
とにかく、「夏の蒸れ」が大敵。
富貴蘭鉢(楽焼)がもっとも適しています。これを上部より針金などで吊り下げるか、ステンレス製の吊り棚へ乗せて台の上の置く、といった方法で通気を計って下さい。

※さらに詳しいウチョウランのお手入れ方法は自然と野生ラン誌「今月の手入れ」にて毎号掲載中です。是非御覧下さい。毎月の展示会情報も見逃せません!
>>自然と野生ランページへ

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